【受験生の就寝時間】勉強のために睡眠時間って削っていいの?

今回は受験生100名に睡眠時間と就寝時間を調査した結果を紹介していきます。

(関連)【勉強の効率急上昇‼︎】休憩時間の最適解【偏差値58→76】努力型受験生の1日ルーティーン

1)睡眠時間って重要?

睡眠の役割を説明する前に少し睡眠の種類についてまとめておきます。

睡眠にはノンレム睡眠とレム睡眠があります。

ノンレム睡眠は深い眠りで主に脳を休める睡眠です。

レム睡眠は浅い眠りで主に身体を休める睡眠で、記憶の整理・定着に不可欠です。

そしてまず深いノンレム睡眠に入り、その後レム睡眠に移行します。

レム睡眠は始めは数十秒しかありませんが、十分な睡眠時間をとった場合の最後の方は数十分になります。

90分ほどを1周期として、80%がノンレム睡眠、残り20%がレム睡眠です。

そのため最適な勉強時間は6時間(90分×4)から7時間半(90分×5)くらいです。

また、朝目覚めてからの3時間は、脳が1日で最も効率よく働く「脳のゴールデンタイム」です。

なぜなら朝から午前中はドーパミンやアドレナリンが多く分泌されて集中力が高まり、効率よく勉強に取り組むことができるからです。

2)受験生の平均就寝時間・平均睡眠時間

まず就寝時間は上記のようになっています。

24時が42%を占め、24時以降の就寝時間はちょうど6割と、かなり多いです。

しかし実際に睡眠不足を感じる受験生も多いことから、できるだけ早く寝る必要があります。

そうすることで受験本番に備えて朝型に生活を移すことにも役立ちます。

次に睡眠時間は上記のようになり、6時間から7時間の睡眠時間を確保している受験生が圧倒的に多いと分かりました。

記憶定着・疲労回復の観点から、必ず6時間は睡眠時間を確保するようにしましょう。

睡眠不足は記憶力低下と日中の勉強効率の低下につながります。

そのため夜遅く勉強して日中眠く感じるなら今すぐ睡眠を優先してください。

3)睡眠と勉強の質を高める方法

では最後に睡眠と勉強の質を高めるコツを4つご紹介します。

寝る直前は携帯をいじらない

就寝1時間前からは携帯をいじるなどの脳を活発化させる行動は避けて睡眠の質を上げましょう。

さらに寝る直前の勉強内容は記憶に定着しやすいので、暗記や復習の勉強をしましょう

起床3時間以内に勉強開始

起床からの3時間は、脳が1日で最も効率よく働く「脳のゴールデンタイム」です。

この時間帯に勉強を始めることで1日の勉強の最高のスタートを切ることができます。

休みの日もいつも通りに

たとえ休日に予定がなくても生活リズムは崩さないようにしましょう。

そしてどちらかといえば遅寝を避けてください。

日頃の疲労を回復するためについ遅く起床するのは仕方ありませんが、寝る時間はコントロールできるはずです。

1度でも遅寝をしてしまうと生活リズムが狂ってしまいます。

ですから理想としては休日も平日も同じ就寝時間、睡眠時間を維持しましょう。

昼間に眠い時は仮眠を

夜に十分な睡眠時間を確保していても昼間に眠くなる時はあります。

他人より睡眠時間が長く必要な人は尚更です。

その場合は昼間の休憩時間や勉強の息抜きに10分から15分ほど机の上で仮眠をとってください。

長い仮眠はよくないですが、短い仮眠は疲労を回復させ、頭をスッキリさせます。

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