今回は国立大学受験生なら必ず購入する共通テストの問題集を3種類・難易度ごとに比較します。
(参考)共通テストでちょー使える裏技
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1)共通テスト対策は必要?
そもそも共通テスト対策に問題集は必要なのでしょうか?
過去3年分の試験問題はネット上で無料で見れますし、問題集よりも過去問の方が有用なのではないかと思う受験生も多いかもしれません。
しかし結論から言いますと、共通テストの問題集は国公立大学受験生にとって必須アイテムです。
まず第1に共通テストは2021年に始まった試験で過去問が少ないです。
また第2に共通テストは2020年までのセンターと問題の形式や対策の仕方が全く異なります。
そして第3に共通テストはセンターと違い、形式になれれば慣れるほど高得点を獲得できます。
その代わり対策が不十分だとなかなか点数が取りづらい試験でもあります。
だから何年分もの試験を解ける共通テスト問題集は大学合格に不可欠なのです。
2)共通テスト問題集を始めるタイミング
では果たしていつ問題集を解き始めればいいのでしょうか。
高3までの学習状況と志望国公立大学の共通テストの比重にも依りますが、大体高3の10月から始めるのがいいでしょう。
もちろん高3夏の時点で二次対策が完璧ならもっと始めても構わないです。
しかしほとんどの現役受験生はギリギリまで二次試験の対策をすべきです。
そしてそれが共通テストでも活きる基礎力向上につながります。
ですから問題集を始めるのは高3の10月からで十分です。
さらに言うと、共通テスト対策だけをする期間は12月だけでいいでしょう。
3)共通テスト問題集の進め方
次に共通テストの問題集の進め方を説明します。
問題集は全教科を必ず5年分は解いてください。
また苦手な教科や演習量が得点に影響しやすい科目は10~15年分ほど解きましょう。
出版社により難易度が異なるので演習量を確保するために2種類以上買います。
では演習量が得点に反映されやうい科目とそうではない科目を紹介します。
多く演習をすべき科目 | 地理、数学、情報 |
そこまで演習をしなくてもいい科目 | 国語、日本史、世界史、英語 |
そして実際の試験問題である過去問は直前期の12月に解けるように残しておきましょう。
4)共通テスト問題集徹底比較
Z会『共通テスト実践模試』
通称“緑本”と知られるZ会の共通テスト実践模試は科目別の問題集です。
また難易度は難しいです。
そして内容はオリジナル問題6回分(科目によって5回分)と共通テスト過去問2回分です。
これは私が最もおすすめする共通テスト問題集です。
なぜなら本番試験が難化しても対応できる力が習得でき、1冊で8回の演習量がこなせるからです。
さらに出版がZ会なので問題の質は非常に高いです。
駿台『共通テスト実践問題集』
駿台の共通テスト実践問題集は科目別の問題集です。
また難易度は標準から少し難しいというレベルです。
そして内容は駿台オリジナル問題が5回分と共通テスト過去問3回分です。
さらにオリジナル問題集の5回のうち2回は前年度の問題集と共通なので、2冊買う場合は2年前のものを購入するのも手です。
河合塾『共通テスト総合問題集』
“黒本”の通称で知られる河合の共通テスト総合問題集は科目別の問題集です。
また難易度は易しいです。
そして内容はオリジナル問題5回分と共通テスト過去問1回分が収録されています。
しかしオリジナル問題は河合の模試の過去問であるため、河合の模試を受けている場合問題が被る可能性があります。
同時に標準点や偏差値が記載されていると言う利点もあります。
5)おすすめ問題集ルート(あくまで目安)
共通テスト目標 | 問題集ルート |
75% | 河合→駿台、河合、駿台 |
80% | 河合→駿台、河合→Z会、駿台 |
85% | 河合→駿台→Z会、駿台→Z会、Z会 |
90%以上 | 河合→駿台→Z会、駿台→Z会 |
※必ず全ての科目をやる必要はありません。
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