根強い人気を誇る高校数学の分厚い参考書、チャート式を志望校別に難易度分けしてみました。
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チャート式とは
チャート式は圧倒的な例題数と問題数を誇る分厚い大学受験の数学参考書です。
そして定番すぎて実際にどのくらいの受験生が持っているのか、どのように勉強すればいいのかわかりにくいのも実際のところです。
またチャート式の種類には基本の4色と他のチャート式5種類の計9種類発売されています。
ではさっそくどんな種類があるのかみていきましょう。
チャート式の種類【志望校別】
基本の4色
はじめに基本の4色は主に難易度の異なる4冊だと思ってもらえれば大丈夫です。
白チャート【偏差値:50以下】
増補改訂版 チャート式 基礎と演習 数学I+A
白チャートは数学が本当に苦手で授業についていくのが大変な人に適しています。
そして基本的に偏差値50以下の大学の対策として使用します。
主に本当に基本的な問題で構成されていて、発展問題はほとんどありません。
黄チャート【偏差値:50〜60】
増補改訂版 チャート式 解法と演習 数学I+A
黄チャートはGMARCH志望の人や早慶志望の数学が苦手な層に使われます。
そして少なくとも学校の授業にはついていけて、問題演習する際に躓く人に適しています。
また問題は基礎的で比較的優しめの問題が多いです。
青チャート【偏差値:60〜70】
基礎からの数学1+A/チャート研究所
青チャートは東大文系や国公立・私立上位医学部志望の数学苦手〜平均層、早慶志望者で数学を得点源にしたい人に使用され、もっとも使っているボリュームが多い参考書です。
そして旧帝国大学志望者はほとんど青チャートを使うでしょう。
また1番有名なチャートなのでついつい買ってしまう受験生も多いですが、効果を最大化するために自分にあった色を選んでください。
赤チャート【偏差値:60〜70】
新課程 チャート式 数学I+A
赤チャートは東大理系や国公立・私立上位医学部志望の平均層に使用されます。
また旧帝国大学(東大京大以外)志望者で数学を得点源にしたい方に適しています。
そして青チャートと赤チャートの難易度の差はほとんどなく、同じレベル帯の大学を志望する受験生でも青チャート派と赤チャート派が同数いるくらいです。
なので青チャートをすでにやっている場合は赤チャートまでやる必要はないです。
その他のチャート式
まず下記に示すチャートは基本の4色チャートに加えてプラスアルファで使う形となります。
緑チャート【偏差値:偏差値45〜55】
大学入学共通テスト対策数学1A+2B/チャート研究所
緑チャートは大学共通テストのみで数学を使用する人が共通テスト対策に使用するチャートです。
紫チャート【偏差値:50〜55】
文系対策数学12AB入試必携168 見て解いて確かめる応用自在の定石手帳/チャート研究所
紫チャートには、「入試必携168」と「入試によくでるこれだけ70選」があり、それぞれ「インプット用」と「アウトプット用」に分かれています。
そして問題数は少なめですが難易度は平均くらいあります。
スカイチャート【偏差値:45以下】
チャート式絶対に身につけたい数学1+Aの基本 [ チャート研究所 ]
難易度は白チャートよりも易しく問題は1/4ほどで少なめのため、数学に割く時間がない人に適しています。
大学入試数学テーマ30【偏差値:60〜65】
改訂版 チャート式 青チャートを活用する ~読んで理解 解いて爽快~ 大学入試数学 テーマ 30
この参考書は分野にまたがった複合問題が収録されているため実践的な問題を解く練習ができます。
そのためそれぞれの単元で学んだ知識をどこで使うのか判断する力が養われます。
そして難易度は青チャートよりやや易しめです。
黒チャート【偏差値:70以上】
新課程入試対応 数学難問集 100 (チャート式・シリーズ) [単行本] チャート研究所
黒チャートはその難易度の高さゆえに幻とも思われている参考書です。
さらに黒チャートには、「医学部入試数学」と「数学難問集100」の2種類があります。
また「数学難問集100」の方が「医学部入試数学」より難易度が高いです。
そして「医学部入試数学」は、全国の医学部の問題を収録したものなので医学部志望者に適しています。
そして「数学難問集100」は東大理系や旧帝医学部志望の受験生に適しています。
最後に
チャート式は使う受験生が多いともいますが複雑ですよね。
【高校数学ⅠAⅡB最強参考書4冊】偏差値58→76に!最強勉強法にチャート式の勉強方法を紹介しているので参考にしてみてください。
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