今回は大学進学・在学時に利用できる奨学金を給付型・貸与型問わず紹介します。
1)日本学生支援機構(JASSO)の奨学金
JASSOの奨学金は給付型・貸与型があり、これらは併用可能です。
また比較的条件が緩いので最も利用する学生の多い奨学金です。
①給付奨学金(返済不要)
世帯収入の基準を満たしていれば、成績関係なく利用できます。
ただし留年や停学、取得単位数があまりにも少ないと停止されるので注意が必要です。
まず普通に大学生活を送っていれば大丈夫でしょう。
また、給付奨学金の対象となれば大学・専門学校等の授業料・入学金も免除又は減額されます。(詳細は各大学に問い合わせてください。)
世帯収入によりますが月額約3万円から7万5千円ほど支給されます。
また年間最大70万円ほどの授業料免除が受けれます。
②貸与奨学金(返済必要)
JASSOの貸与奨学金は第一種奨学金(無利子)と第二種奨学金(有利子)の2種類があります。
またそれぞれに予約採用と在学採用があり、高校在学中に申し込むことも可能です。
ただし第一種奨学金の採用基準には高校での成績基準や大学入学選抜での順位などが含まれます。
そのため実際に申請した金額を貸与できない場合もあります。
次に第二種奨学金は基本的に明確な条件はなく、申請すれば通る場合が多いです。
そして月額20,000円~120,000円(10,000円刻み)を申請できます。
また私立の医・歯学部はさらに40000円、薬・獣医学部は20000円の上乗せが可能です。
さらに年利は方式や申請年度によって異なりますが年1.5%以下だと考えておけばいいでしょう。
2)民間のおすすめ奨学金
JASSOは他の奨学金と併用が可能ですので、民間団体が提供している奨学金制度を紹介します。
①学奨財団
【対象】12人の20歳以下の大学2年生
【内容】年間10万円の返済不要の奨学金が3回、計30万円給付
【募集時期】例年2月上旬から4月下旬
【選抜内容】小論文や面接
②電通育英会
【対象】100名程度の大学進学予定者(高校時予約)
【内容】最長4年間、月額7万円の給付型奨学金
【募集時期】7月
【選抜内容】高校の成績、親の所得
ただし6年制の学部及び夜間・通信制は対象外としています。
またJASSOの奨学金との併用は可能ですが、民間の奨学金との併用は不可です。
③似鳥国際奨学財団
【対象】140名
【内容】月額5万円の1年間の給付型奨学金
【募集時期】2月中旬から5月中旬
【選抜内容】面接やWebテスト
④キーエンス財団
大学新1年生対象奨学金
【対象】20歳以下の大学新1年生600名
【内容】月額10万円の4年間の給付型奨学金
【募集時期】2月上旬から4月上旬
【選抜内容】高校・大学の成績、親の所得、小論文など
大学在学生対象奨学金
【対象】23歳以下の大学生2000名程度
【内容】30万円の給付型奨学金
【募集時期】2月上旬から4月中旬
【選抜内容】面接やWebテスト
しかしこちらは他の奨学金と併用不可であることに注意する必要があります。
⑤DAISO財団
【対象】20歳以下の新大学1年生50名程度
【内容】月額5万円の4年間給付型奨学金
【募集時期】8月中旬から10月中旬(前年の)
【選抜内容】高校の成績、親の所得、小論文
⑥日本証券奨学財団
【対象】財団が指定する大学に在籍する22歳以下の学部2年生60名
【内容】月額4万5千円(自宅外通学生は5万5千円)
【募集時期】4月
【選抜内容】大学の成績
ただし他の民間の奨学金との併用は不可です。
⑦地域育成財団
【対象】地域創生に興味のある25歳以下の大学生など35名
【内容】月額3万円最長4年間の給付型奨学金
【募集時期】4月上旬から5月下旬
【選抜内容】親の所得、指定課題、面接
⑧コカ・コーラ教育・環境財団
【対象】20歳以下の新大学1年生20名
【内容】月額2万円の4年間または6年間の給付型奨学金
【募集時期】9月から10月
【選抜内容】親の所得、高校の成績、面接、小論文
⑨井上和子スカラーシップ
【対象】関東圏の大学に在籍している30歳未満の大学2年生から4年生(医・薬学部は2年生から6年生)30名
【内容】月額10万円の1年間の給付型奨学金
【募集時期】8月
【選抜内容】大学の成績、小論文、親の所得
⑩三菱UFJ信託奨学財団
【対象】財団指定大学の4年制大学23歳以下の大学2年生以上
【内容】月額4万円の給付型奨学金(卒業するまで)
【募集時期】3月中旬から5月下旬
【選抜内容】親の所得
3)最後に
他にも地域や大学それぞれが用意している奨学金もあるので必ずチェックしてください。
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