今回は1年で大学共通テストの点数を690点→837点に上げた筆者の、小手先でありながら高得点が取れるテクニックをお教えします。
※ただし筆者が実際に使用した科目限定です。
(参考)【2025年度】共通テスト問題集3種類を徹底比較!使い方・時期
1)共通テストを解くときの心構え
【その一】解けない問題はこだわって時間をかけるのではなく、さっさと飛ばす。
【その二】本番前の演習段階で大問1つごとの適切な時間配分を決めておく。
【その三】必ずしもはじめの問題から解く必要はない。
【その四】1教科終わったらもうその教科のことは考えない。
【その5】教科間の休み時間は音楽などを聴いて、周りの受験生の会話を遮断する。
【その6】休み時間はいつも使っている参考書や自分のまとめノートをサラーっと眺めるだけにする。
【その7】自分ができなかった=周りもできなかった
2)【科目別】ちょー使える裏技
数学ⅠA
▪️構成(70分100点):第1問・第2問は必答問題、第3問・第4問・第5問の3題から2題選択
・問題冊子の始めにある数学Ⅰと間違えないように、問題が配布されたら冊子を裏返しにしておく。
・第3問・第4問・第5問の選択問題はあらかじめ解く問題を決めておく。(あまりにも難しかったら変更可)
・第1・2問は15分を目安に、第3・4・5問は20分を目安に解いて残りの10分は見直しに使う。
・共通テスト対策の演習の段階で「誘導に素直に乗る」ということに慣れておく。
・データの分析は瞬時に解けるようにしっかり定義を頭に入れておく。(休み時間に確認するのもあり)
数学ⅡB
▪️構成(60分100点):第1問・第2問は必答問題、第3問・第4問・第5問の3題から2題選択
・問題冊子の始めにある数学Ⅱと間違えないように、問題が配布されたら冊子を裏返しにしておく。
・第3問・第4問・第5問の選択問題はあらかじめ解く問題を決めておく。(あまりにも難しかったら変更可)
・第1・2問は12分を目安に、第3・4・5問は15分を目安に解いて残りの6分は見直しに使う。
・共通テスト対策の演習の段階で「誘導に素直に乗る」ということに慣れておく。
・過去問や問題集を何回も解いて形式に慣れておく。(数学ⅠAよりも共通テスト特有の色がある)
国語
▪️構成(80分200点):評論・小説・古文・漢文の大問4つ
・まず(理系は特に!)安定して点数が取れ、時間配分も狂いにくい古文・漢文を現代文より先に解く。
・しかし国語が得意な人はあえて初めから順に解いていくのもありです。
・ただし現代文の漢字問題は1番始めに解いておきます。
・現代文の傍線部問題は出てきたらその都度回答する。(二次試験にはあまり適さない方法だが)
・現代文の選択肢問題で2択で迷ったら最初に浮かんだ方の回答で大体合っている。
・古文・漢文、評論・小説ではそれぞれの順番は得意な方から解きます。(時間管理はしっかり!)
・また実用文の読解やグラフを用いた出題などのイレギュラーな問題が出るかもしれないという心構えを持つ。
・古文・漢文の場合も問題が出てきたらその都度解く。
・古文・漢文の注釈はどんどん使っていく。
・大問最後の全体の内容を問う問題は文章をちゃんと読み終わってら手をつける。(もしくはちゃんと見直しでチェック)
・古文・漢文でそれぞれ15分、評論・小説はそれぞれ20分、見直し10分に使う。(古文漢文の時間配分が1番大事)
英語(リーディング)
▪️構成(80分100点):第1・2・3問は短い文章題2つずつ、第4・5・6問は長い文章題
・正直、英語は得意だったのであまり戦略がないです。すみません🙇はじめからテンポよく解いていました。
・共通テストの問題は問いが出てきたらその都度回答する。
英語(リスニング)
▪️構成(60分100点):大問6つ
・リスニングは5W1H、今誰が話しているか、賛成/反対の立場を意識してリスニングする。
・リスニング中は数字・キーワード以外のメモは取らず、状況を頭の中で想像する。
・苦手な人は10回分以上問題集で解く。
物理
▪️構成(60分100点):大問4つ
・こちらも得意だったのであまり使えるテクニックはないのですが、大問それぞれ15分以内で解くようにしていました。
・試験前の休憩時間は公式集をぼーっと眺めるといいです。
・対策するときは、実験の器具や手順を意外と見落としがちなので見ておきましょう。
・難易度の上下が激しいので、自分が難しいと感じた=周りもそう思ってる!の精神。
化学
▪️構成(60分100点):大問5つ
・対策で長い文章の誘導に乗る練習をしておく。
・理論・無機はできるだけ短い時間で終わらせ、有機に時間をとっておく。
・理論で難しい問題にぶつかったら、とりあえず飛ばして最後まで解く。
・有機は難易度に関わらず時間がかかる場合があるので、対策を重めにしておくことが重要。
・有機で時間をかけ過ぎないように注意。それより見直しで理論・無機の凡ミスを防ぐ。
地理B
▪️構成(60分100点):大問5つ
・とにかく資料が多く、対策として演習量が肝心。(問題集必須←問題集の記事はこちら)
・問題数は30問程度なので、1問に2分以上かけない。
・分からない問題はどんどん飛ばし、最後まで解いたあとで解く。
・飛ばした問題によるマークシート転記ミスを防ぐため、1問1問問題番号を確認する習慣を身につけておく。
・確実な情報と憶測の情報を整理して選択肢を絞っていく。
・地図・地形図の問題は慣れれば簡単なので問題集で瞬殺できるようになるまで慣れておく。
3)最後に
最後に言ってしまいますが、上記に書いていることは必ずしも全員に適した方法ではないかもしれません。
しかし共通テストで高得点を取るには10回、15回分以上の問題をといて自分に適した方法を研究するのが1番です。
そしてそれだけで共通テストの点数は大幅に上がるのです。
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