私が高校2年間で数学の偏差値を15あげて駿台偏差値76を叩き出した際に使っていた参考書を4つ紹介します。
補足として、私は元々数学が得意でセンスがあるような人間ではありませんでした。
しかし、以下の参考書を丁寧に完璧にしたことで大幅に数学の成績を上げることに成功しました。
ポイントは多くの参考書を使うことなく1冊を何回も解いて完璧にすることです。
【共テ古文・漢文おすすめ参考書7選】、【物理最強参考書4冊】【現代文おすすめ参考書5選】を参考までに
1)数学ⅠAⅡBの勉強法
参考書の進め方
まず数学ⅠAⅡBの範囲は多岐にわたることを理解する必要があります。
数と式、二次関数、式の計算、図形と方程式、式と曲線、図形の性質、ベクトル、三角関数、指数対数、微分積分、場合の数と確率、集合と論理、データの分析、整数の性質、数列
そのため、初めは各単元ごとに分けて勉強する必要があります。
①まず複数の参考書を使用する場合は易しい参考書から1周してください。(この際問題番号の左隣に○×を書き加えていきます。)
例えば、1発で解けた問題には○、解法は合っていたが計算を間違った場合に△、間違った問題に×をつけるなどです。
②同じ問題で連続2回正解したら次から解かなくていいです。
③次に同じように何周かして全ての問題の最新の印が2つ連続で○になったら、次の参考書へ移動します。
①→②→③→①→②→…を繰り返して1冊の参考書を全単元網羅したら終わりです。
問題演習の際のノートの使い方
まずノートの1ページを上記のように縦線で分けます。
そして左側に問題の解法(解く過程)をしるし、右側に計算をしてください。
ノートは贅沢に使いましょう。
なぜなら答え合わせ後に解答解説をただ眺めるのではなく、なぜ自分は間違ったのか、どの過程でどのような発想をすべきだったのか青ペンで書き込むためです。
後からこのノートと参考書を見れば復習できる状態にしておいてください。。
2)数学ⅠAⅡBの参考書4選
上記の参考書ほど難易度は易しいので上から順にやっていてください。
青チャート
この参考書は言うまでもなく基本中の基本となる教科書のような参考書です。
実際手に取ると分かると思いますが、厚いし重いです。
問題数も非常に多く、「基本例題」「演習例題」「重要例題」の3種類の例題と、「Exercise」「章末問題」という単元末の問題があります。
まず1番に伝えておきたいことは、すべての問題を解く必要はないと言うことです。
他の参考書で解けない問題が出てきた時に辞書代わりに使ってください。
チャートの選び方はこちら
実戦数学重要問題集 ⅠAⅡB
実戦数学重要問題集数学1・2・3・A・B・C〈理系〉 2024
これはそこまで難しい参考書ではありませんが、基礎を固めるのには最適で私がメインで使用した参考書です。
しかも重要問題集で築いた基礎は東大入試でも対応可能です。
難易度は易からやや難程度です。
また要項、A問題、B問題で構成されているため、要項→A問題→B問題の順に何周もボロボロになるまで解いてください。
そして巻末補充問題を最後に解いてみてください。しっかりやれば自分の実力が伸びていることに気がつくと思います。
さらに重要問題集には思考マークという印のついた問題が所々にあって、それらは特に難易度が高く、力のつく問題になっています。
基礎問題精講は意味ない?
数学の問題演習として基礎問題精講を使用している受験生は多いですが、個人的にはあまりお勧めしません。
なぜなら、問題の解説が誰にでもわかるように1番簡単で非効率で愚直な解法であることが多いからです。
だからこそ多くの人に利用される参考書ではありますが、賢い選択肢とは言えないと個人的に思います。
大学への数学 1対1対応の演習
これは苦手な単元がある場合に利用してください。
特に苦手分野で演習量を稼ぎたい場合に活用できます。
また難易度は標準からやや難レベルです。
薄くて問題数は少ないですが、解きごたえのある良問ばかりですので十分力になります。
大学への数学 マスター・オブ・整数(東大レベルはここまで)
大学への数学 マスター・オブ・整数
マスター・オブ・整数は古い問題集のため白黒印刷で無機質な参考書です。
しかしその問題の質の高さと内容の充実度のためにファンが時々います。
そして内容は第1部が問題編&解答編、第2部が公式・イメージ・手筋のまとめ、第3部が大学入試演習、第4部が興味深い問題の演習となっています。
また第4部はかなり難しいので解かなくても大丈夫です。
整数を苦手とする受験生は多いですが、私もその一人でした。
しかしこの参考書によって周りの受験生に差をつけれるほどに力をつけることができました。
大学への数学 マスター・オブ・場合の数もおすすめ!
大学への数学 マスター・オブ・場合の数
私は場合の数が得意だったので使いませんでしたが、こちらも評判がいいです。
場合の数を詰めたい受験生は見てみてください。
3)実際の進め方【時系列】
実際に私が上記の参考書をどう進めたか記したいと思います。
高校1年夏 | 青チャート購入するも問題数が多く途中で断念 と同時に実戦数学重要問題集を購入 |
高校1年9月 | 実戦数学重要問題集解き始める(1周目) |
高校2年4月 | 実戦数学重要問題集(2周目) |
高校2年7月 | 実戦数学重要問題集(3周目) |
高校2年8月 | 実戦数学重要問題集(4周目・5周目) |
高校2年9月 | 大学への数学6冊購入 |
高校2年9月 | 大学への数学1対1対応解き始める(1周目) |
高校2年11月 | マスターオブ整数解き始める(1周目) |
高校2年1月 | 大学への数学1対1対応(2周目) マスターオブ整数(2周目) |
高校3年春 | 大学への数学1対1対応、マスターオブ整数完璧に |
4)最後に
最後に、これはあくまで私のスケジュールです。ずっと数学ばかりやっていたわけではないので進度は遅めですが、高校1・2年の間は高校の授業に合わせて参考書を解いていくのもいいと思います。
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