今回は在学中の留学が必須となっている大学・学部を10校紹介していきます。
(参考)【ダブルディグリーのある大学7選】、【短期海外留学の方法】
- 1)留学の種類
- 2)1年間の交換留学が必須の学部・大学
- ①早稲田大学(私立)【国際教養学部では必須】
- ②国際教養大学(公立)
- ③関西外国語大学(私立)【英語キャリア学部英語キャリア学科では必須】
- ④立教大学(私立)【異文化コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科、経営学部国際経営学科、Global Liberal Arts Program (GLAP)では必須】
- ⑤関西大学(私立)【外国語学部では必須】
- ⑥同志社大学(私立)【グローバルコミュニケーション学部では必須】
- ⑦山口大学(国立)【国際総合科学部では必須】
- ⑧ 近畿大学(国立)【国際学部グローバル専攻・東アジア専攻では必須】
- ⑨ 埼玉大学(国立)【 経済学部グローバル・タレント・プログラム(GTP)では必須】
- ⑩千葉大学(国立)
1)留学の種類
大学での長期海外留学は大きく2種類あり、交換留学と私費留学です。
まず交換留学は主に大学が主体となっている1年間の留学方式です。
また交換留学は、在籍する大学に留学先の海外大学の学費を負担してもらえたり、単位認定ができたりします。
そして私費留学は、自分で留学先に学費を支払って留学する方法ですので費用が多くかかる場合が多いです。
また単位が認定される場合も多くはないため、一般的に大学を休学して留学する形になります。
しかし今回は交換留学が卒業要件となっている大学・学部を紹介していきます。
2)1年間の交換留学が必須の学部・大学
①早稲田大学(私立)【国際教養学部では必須】
早稲田大学の交換留学は、400校を超える海外協定校と連携しながら提供しています。
ちなみに交換留学には留学先大学が早大生のために定めるカリキュラムに参加する大学間あるいは箇所間の交換協定に基づき留学する「Exchange Programs (EX)」、留学先大学が早大生のために定めるカリキュラムに参加する「Customized Study Programs(CS)」と主に2つに分けられます。
また留学期間は原則として1学年相当期間ですが、1学期間のものもあります。
そしてEXの学費は早稲田大学に納入し、留学先の学費は免除されます。
しかしCSの学費は、早稲田大学への納入が免除され留学先大学に所定のプログラムフィーを支払う必要があります。
早稲田大学の奨学金についての情報はこちらからご覧ください。
また単位認定の申請をして、それが認定されれば留学期間を在学年数に算入できます。
特に国際教養学部では1年間の交換留学が必須となっていて、3セメスター終了後から留学ができるようになります。
さらに早稲田大学の国際教養学部は学生の3割が留学生だったり、ほとんどの授業が英語で行われるなどの特徴があります。
(参考)早稲田大学留学パンフレット
②国際教養大学(公立)
国際教養大学は51ヶ国、200以上の大学と提携しており、在学する学生全員に1年間の交換留学が義務づけられています。
また学費は国際教養大学に納入し、留学先の学費は免除されます。
所定の成績を修めることで、留学期間を含めても4年間で卒業することが可能となります。
(参考)国際教養大学パンフレット
③関西外国語大学(私立)【英語キャリア学部英語キャリア学科では必須】
関西外国語大学は55カ国・地域405大学と提携し、年間1200人ほどの学生が留学を経験しています。
1200人のうち210人が関西外国語大学に学費を納付’するかわりに、フルスカラシップ(留学先大学学費・生活費・食費免除)、490人がスカラシップ(留学先大学学費免除)を利用して留学しています。
また英語キャリア学部英語キャリア学科では、原則として3年次に1年間の専門留学がカリキュラムに組み込まれているため留学が必須です。
奨学金情報はこちらからご覧ください。
(参考) 関西外国語大学公式サイト
④立教大学(私立)【異文化コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科、経営学部国際経営学科、Global Liberal Arts Program (GLAP)では必須】
立教大学の交換(派遣)留学は、協定大学の学費が免除となります。
また年3回募集回があり、書類選考、面接選考を経て候補者となる制度となっています。
そして学生は「在学留学」か「休学留学」を選択することができます。
まず在学留学は留学先単位を立教の単位と認定でき、4年間で卒業可能です。
一方休学留学では、休学する代わりに就職活動の時間を確保できます。
さらに異文化コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科では、2年次後期の半期海外留学研修が必須です。
他にも経営学部国際経営学科では、1年次の夏季休業中に3週間の海外研修プログラム「Overseas EAP」に参加します。
そしてGlobal Liberal Arts Program (GLAP)では、2年次の秋学期から3年次の春学期までの1年間、全員が協定校に留学します。
(参考) 立教大学留学サポート、 立教大学奨学金情報
⑤関西大学(私立)【外国語学部では必須】
はじめに交換派遣留学 (一般枠)と交換派遣留学(チャレンジ枠)に分けられます。
まず一般枠は関西大学学費を払う代わりに留学先大学の学費が免除となります。
また全員に給付型奨学金があります。
しかしチャレンジ枠は関西大学学費免除の代わりに、留学先の学費を払わなければなりません。
そしてどちらのプログラムも奨学金制度があります。
さらに外国語学部では、国際社会のフロントランナーとなりうる人材育成を目的とする学部教育の一環として、2年次に提携大学への長期留学が必須となっています。
(参考) 関西大学留学パンフレット
⑥同志社大学(私立)【グローバルコミュニケーション学部では必須】
同志社大学の派遣留学は37カ国・161大学と提携しています。
また同志社大学へ学費を納入する代わりに、留学先大学の学費は免除されます。
しかし学費以外に約150〜350万円かかります。
さらにグローバルコミュニケーション学部では英語コース・中国語コースにおいて4年間のうちで1年間のStudy Abroad(留学)が必修です。
そして他にも認定留学や休学留学があります。
(参考)同志社大学留学パンフレット
⑦山口大学(国立)【国際総合科学部では必須】
山口大学では所属学部が認める範囲内で山口大学の単位として認定できます。
そのため、休学の必要がありません。
また 山口大学への学費納付の代わりに、留学先大学の授業料は免除されます。
そして国際総合科学部では2年次の後期からの1年間海外留学が必須となります。
(参考) 山口大学留学情報
⑧ 近畿大学(国立)【国際学部グローバル専攻・東アジア専攻では必須】
近畿大学の交換留学は海外の大学へ1または2学期間留学する制度です。
また留学期間は近畿大学の修業年限に算入されます。
さらに、奨励金として1学期間につき20万円を給付されます。
近畿大学に学費を納める代わりに留学先の学費が免除されます。
そして国際学部グローバル専攻・東アジア専攻では1年次後期から1年間の留学が必須です。
(参考) 近畿大学留学情報
⑨ 埼玉大学(国立)【 経済学部グローバル・タレント・プログラム(GTP)では必須】
埼玉大学の交換留学は122校と提携してます。
また埼玉大学の留学奨学金情報はこちらです。
そして経済学部グローバル・タレント・プログラム(GTP)では2〜3年次に1年または半年の交換留学が必須です。
(参考) 埼玉大学留学情報
⑩千葉大学(国立)
千葉大学では2020年度以降の入学者は全員卒業までに1度の留学が必要です。
また留学期間は10日間程度ものから1年間の派遣 (交換) 留学など様々です。
そして費用は初回の留学に限って、一部(渡航費上限5万円とプログラム受講料一部)を支援してくれます。
詳しくは【千葉大学は留学が必須!?】ENGINEプロジェクトって何?
(参考) 千葉大学グローバル人材育成ENGINE
3)最後に
やはり国際系学部で留学が必須となっている大学は多かったですね。
しかし大学全体で留学必須となっている大学もあって面白いですね。
これからもまるい餃子は受験生を応援していきます。
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